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財務活動によるキャッシュフロー

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財務キャッシュフロー分析

財務活動によるキャッシュフロー

 『財務活動によるキャッシュフロー』は、借入や増資によりどの程度の資金が調達され、また借入金の返済にどの程度の資金が支出されたかを示しています。

借入金の増減に注目

 財務活動キャッシュフローで最も注目すべき借入金の増減になります。通常、営業活動および投資活動を維持する資金が不足しているために、金融機関から借入をしていますので、借入金が増えていれば資金が不足している会社といえ、逆に借入金が減っていれば、それだけフローキャッシュフローがあると言うことになりますので、優良会社といえます。

業績判断には必要ない

 当会計年度の増減は、営業によるキャッシュフロー・投資活動によるキャッシュフロー・財務活動によるキャッシュフローの合計額(当期キャッシュフロー)になり、これに貸借対照表の現金及び現金等価物等の期首残高を足すと、期末残高になります。しかし、会社業績を判断するのに当期キャッシュフローはあまり意味はなく、会社業績を判断する場合はフリーキャッシュフローになります。
 これは財務活動によるキャッシュフローには、金融機関からの借入金や社債発行により得た資金が含まており、これらは営業活動等で得た資金ではないからです。

まめ知識

利益とキャッシュの違い

 損益計算書は、日々の売上高から仕入等のコストを引き利益を算出しますが、これらはキャッシュとは連動していません。これは、売上や仕入を行なっても実際にキャッシュが動くのは数ヶ月後だったり、債権が貸倒れ(回収不能)となってしまう可能性もあり、決算書の利益とずれてきてしまうからです。
 通常(現金取引以外)、実際にキャッシュが手元に入る前に、損益計算書では売上が計上されますので、決算書では利益が出ているのに、実際にはお金がなく経営が苦しくなってしまうという、『勘定あって銭足らず』や『黒字倒産』と言われるう現象が起きてしまうことがあります。

 損益計算書の利益計算は、キャッシュの動きに関係なく、収益・費用の発生の事実に基づいて算出されますので、企業が実際にキャッシュを獲得する力は分かりません。また、貸借対照表でもキャッシュは期首と期末残高しかわかりません。そのため、企業が営業活動を通じてどれだけのキャッシュを獲得する力を持っているか、またはキャッシュは営業活動でどのように運用されているのかを知るためには、損益計算書や貸借対象表ではなくキャッシュフロー計算書となるのです。

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