株式公開を目指す企業に株式公開準備作業の概要・最新情報等を提供支援するサイトです。

海外,株式公開

株式公開入門Navi » 株式公開ニュース  »  news2011  »  アジアで新規株式公開

アジアで新規株式公開

 近年、日本企業が香港や韓国などのアジアの証券取引所に上場する動きが目立ってきました。 2010年はゼロでしたが、今年2011は5社前後が上場する見通しとなっています。 企業が上場市場としてアジアに目を向ける理由は、アジアが高い経済成長が見込める国・地域であり商品やサービスの市場として魅力が高まっているからです。 そこで上場するれば消費者や取引先の間で知名度や信用力が高まり、アジア全域での事業展開がしやすくなるという狙いがあります。


 アジアの証券取引所は、日本の証券市場と比べ上場のハードルが低いという理由もあります。 日本では、ライブドア事件以降、情報開示やりすく管理体制についての審査が厳格になっていますし、通常上場するまでに2〜3年はかかるとされています。 その点アジアの証券取引所では、上場基準などが緩く最短1年程度で上場できる場合も少なくはありません。 通訳費用などの海外上場ならではの支出を含めても、全体で2割程度コストを低く抑えられます。 株価についても、日本に比べアジアの新興市場は新興企業への投資熱も高く、上場時に高い株価がつきやすいため、企業にとっては有利な条件で公募増資などがしやすくなっています。

asia_a.jpg



 アジアの証券取引所は、外国企業の新規株式公開を増やし、市場の国際性を競うようになっており、日米欧で企業向けの上場説会を開いているほか、証取の役員が候補企業を自ら訪問するといった誘致活動も活発になっています。

 国際取引所連盟によると、韓国取引所に上場する外国企業は2006年から5年間でゼロから18社に増加。香港証券取引所でも同期間で9社から17社と増加しています。

 一方で、東京証券取引所の外国企業は過去5年間で27社から12社と減少し、日本企業を含めた新規株式公開も低迷しています。 東証は新規株式公開の海外流出の防止策をとり始め、4月には株式公開の予備軍となる企業を発掘するための社員を拡充し、「TOKYO AIM(プロ向け市場)」では7月15日に上場1号としてベンチャー企業を上場させるなど、AIMへの呼び込みも続けて行なっています。 ただし、その一方で「無理な上場の誘致は市場の質を下げ、長期的には市場の活性化に結びつかない」という姿勢も崩してはいません。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.ipo-navi.com/mt/mt-tb.cgi/1869

海外,株式公開

株式上場実務Naviインタ ビュー